不動産鑑定士白門会は、昭和49年12月13日に創立総会を開き、小宮山生長先生が会長、黒田静男先生が事務局長で発足しました。昭和51年2月18日に中央大学学員会から支部の承認を受け、親睦のほか、受験指導や研究会を行ってきました。
今まで当会員からは、社団法人日本不動産鑑定協会の会長に安芸哲郎先生と横須賀博先生を輩出しています。小宮山生長会長の後は定森一先生、黒田静男先生が引き継いでこられ、平成21年からは木下幸生先生を中心に、会報「白門鑑定士だより」を毎年発行してきましたが、今回からは「鑑定士白門だより」をお届けいたします。
発足以来38年の長きにわたり、事務局長、会長として会の運営にご尽力いただいた黒田静男先生が引退された後を受け、平成25年から清水清好事務局長の協力を得て、私が担うことになりました。
最近、鑑定士試験の受験者数は減少し、合格者は100名を切っており、業界の先行きが憂慮されます。北海道から九州沖縄まで広がって活躍している同門の鑑定士は250人を超えておりますが、最近は個人情報の保護で同門の若い鑑定士の把握が難しくなっていますので、ホームページを立ち上げることとなりました。
今まで総会懇親会会費中で、会を運営してきましたが、平成26年の総会で承認していただきました会費制を27年より実施するにあたり、野口和紀先生を中心に会員名簿の見直しを進めています。
怪異の高齢化が進む中、同門の親睦を深め、協力しあって鑑定の質の向上、業務の拡大、社会の信頼を得ることかできればと思っています。
不動産鑑定士白門会 会長 久下 武男